No.2(天然フォックス尿=天然キツネ狐尿)
北半球に広く生息しているキツネ属のアカギツネは、キツネ科の中で最大のキツネです。
イヌ科には珍しく、群れず、小さな家族単位で生活します。犬のような社会性はあまりありません。
食性は肉食に近い雑食性で、イタチ(鼬/いたち)や、ハツカネズミ等の小型ネズミ(鼠/ねずみ)・モグラ(もぐら)・ウサギ(兎/うさぎ)などの齧歯類、鳥類などを好んで捕食します。
その素早さもあり、アカギツネは「猫のようなイヌ科」と形容され、獲物を捕えたり捕食者から逃れたりするための走る速度は時速50キロメートルに及びます。
イヌ科でありながら、体の特徴や行動が猫に似ているとされており、その理由は効率的に齧歯類を捕らえるという共通の目的による、進化の結果です。
「天敵」は、オオカミ(ウルフ/狼)やコヨーテ(=オオカミ狼の亜種)、山ライオン(ピューマ)などです。
アカギツネも、「縄張り意識」が強く、自己の尿を「縄張り(テリトリー)」の「マーキング(目印)」として使うことがよく知られています。
キツネは土を掘り進み巣穴を作るので、アカギツネの自己の尿は、見付けた食物の隠し場所としての意味もあり、自己の尿の「マーキング(目印)」によって、どこに食物を隠したか、わかるようにしています。